野内 玲 准教授

 

専攻:科学哲学
学位:学士(工学)、学士(文学)、修士(文学)、博士(文学)(名古屋大学)
研究テーマ:科学論、研究倫理・研究公正、ELSI、RRI

研究紹介
科学哲学の観点から研究倫理・研究公正の問題に関わっています。
研究公正を組織として向上させる取り組みを開発し、それらの成果を高等教育の
文脈に落とし込む方策について検討を進めています。
 

 

『人工知能と人間・社会』
稲葉振一郎他(編)勁草書房 2020. ISBN:9784326102808
推薦コメント:Chat GPTの登場でより身近になった人工知能。
人工知能と共存する社会を幅広い学術的観点から考える洞察に満ちた一冊。
『調査されるという迷惑 増補版』
宮本常一、安渓遊地 みずのわ出版推薦コメント:2024. ISBN: 9784864260527
推薦コメント:調査研究において現地の人々との関わりの中で直面した問題点を
赤裸々に語る。研究者の身勝手さとフィールドワークにおける倫理的振る舞いに
ついて考えらさせられます。
『責任ある科学技術ガバナンス概論』
標葉隆馬 ナカニシヤ出版 2020. ISBN: 9784779514845
推薦コメント:科学コミュニケーション、ELSI/RRI、責任あるイノベーション、
インパクト評価など科学技術政策の推進に関わる論点について包括的に学ぶことの
できる入門書としてお勧めします。
『質的研究アプローチの再検討: 人文・社会科学からEBPsまで』
井頭昌彦(編)勁草書房 2023. ISBN: 9784326303243
推薦コメント:社会科学における定性的・定量的研究の方法論的論争を踏まえ、
複数の研究領域における具体的な研究事例をもとに質的研究の本質を探る良書。
『Responsible Conduct of Research, Fourth Edition.』
Shamoo and Resnik. Oxford University Press. 2022. ISBN: 9780197547090
推薦コメント:責任ある研究行為について学ぶための基本的な古典(第1版は2002
発行)が徐々に改訂され、画像不正や自己盗用など最新のトピックも含まれている。
医学系向けの内容がベースだが、研究公正の根本的な考え方を学ぶことができる。
『社会科学の考え方 認識論、リサーチ・デザイン、手法』
野村康 名古屋大学出版会 2017. ISBN: 9784815808761
推薦コメント:事例研究、インタビュー調査、アンケート調査、参与観察など、
社会科学の研究に関わる様々な研究手法について平易な語り口で解説している。
社会科学研究の初学者にお勧めの入門書。