村澤 昌崇 教授

 

専攻:教育社会学
学位:教育学士,教育学修士,博士(教育学)(広島大学)
研究テーマ:
大学・高等教育政策・組織・意思決定に関する計量分析

研究紹介
研究上の関心は、多種多様な統計モデルによって、高等教育を数量的に把握・理解することです。
授業では、大学評価論を担当しています。
その他、大学組織やガバナンス、高等教育制度・政策の成立と波及過程、アニメ・マンガ人材の
大学での育成に関心を持っています。
 

 

高等教育に関わる知識や諸事情を広く理解するのに役立つ本二冊!

『よくわかる高等教育論』
阿曽沼明裕・橋本鉱市(編著)ミネルヴァ書房 2021. ISBN: 9784623091133
『大学と社会』
安原義仁・大塚豊・羽田貴史(編著)放送大学教育振興会 2008. ISBN: 9784595308024
①は当方も寄稿しているので手前味噌になっちゃいますが(汗)、二冊とも国内外の
高等教育の歴史と現状(執筆当時まで)、課題や展望が網羅された逸品です!

高等教育を、根拠あるエビデンスとして捉え直すために必要な、方法論の書4選!
『社会学』
筒井淳也 岩波書店 2021. ISBN: 9784000269971
社会学で用いられる量的・質的研究方法の固有性を、他の学際領域との丁寧な比較に
より際立たせようとする良書。
『心理学統計法』
清水裕士(編著) 放送大学教育振興会 2021.ISBN: 9784595322457
統計学の基本中の基本をわかりやすく解説してくれる良書。
高等教育の量的研究やIRなどで数量的データを処理する必要が生じたなら、まずは
この本を手に取って統計学の考え方に触れてみると良いのでは。
『はじめての統計的因果推論』
林岳彦 岩波書店 2024. ISBN: 9784000058421
因果推論の基礎基本が平易に学べる好著。
回帰系の分析を行って「規定要因」「効果分析」をしたつもりに
なっている人(←私がそうです・・・汗)はまずこの本を読もう。
『質的研究アプローチの再検討 人文・社会科学からEBPsまで』
井頭昌彦(編著) 勁草書房 2023.ISBN: 9784326303243
質的研究を様々な研究領域の視点から再考した先鋭的な書。
インタビュー=質的研究だと思い込んでる人は是非読んで欲しい。
※いずれも比較的新しい書籍ですが、過去の同様の書籍や文献を凌駕しうる
優れた書籍ばかりです。
上記著者の方々は当方の科研にも入っていただいたり公開研究会にご登壇
いただくなど、大いに学ばせていただいております。
感謝多謝!